福岡市訪問看護師研修会講演
日時:令和6年5月18日(土)
時間:14:00~16:00
参加者:福岡市医師会訪問看護ステーション(東部・中部・西部)所属看護師58名
場所:福岡市医師会館 講堂
演者:薬剤管理について~訪問看護師と薬剤師の連携を深めるために~
中央区薬剤師会理事/薬局はなみずき(薬剤師)
福岡県介護支援専門員協会 委員/ケアプランセンターえん(介護支援専門員)
林田諭
福岡市医師会が訪問看護師向けに毎月1回研修会を開催され、今回薬剤師の講演依頼があったので対応しました。
訪問看護師も知りたい内容とのことで、いつもより多くの参加者と聞いております。

薬剤師・介護支援専門員の視点から、薬剤師が在宅での薬物治療を考えるにあたり「薬が先にくる思考」ではなく「暮らしが先にくる思考」が必要である事。
また2時間の講演内で
・認知症や多剤併用患者などの高齢者の服薬管理の重要性
・嚥下機能に影響する薬剤やリハ薬剤、薬剤起因性老年症候群について
・ポリファーマシーへの対策を行うにあたり、その評価方法について
など、薬剤師の色々な取り組みについて介入事例を紹介しながらの説明がありました。


患者にとって最適な薬物治療を行うにあたり看護師との情報共有が重要であり、今後さらに連携が必要であると考えます。
今回の講演で在宅での薬剤師の役割がより理解されたことにより、他職種との情報共有の重要性が深まったと思います。
また去年の12月開催の中央区介護支援専門員・今回の福岡市訪問看護師へ、薬剤師に対しての事前アンケートを実施しております。薬剤師への好意的な意見や・不満や課題など興味深い回答を頂きました。会員薬剤師へ是非還元したい結果であり、先方からも会員に関しては周知の許可を頂きましたので、後日何らかの形で情報共有します。
在宅委員:坂口
