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「学術研修会 ~あらゆる領域に強くなろうシリーズ~」を開催しました

学術研修会 ~あらゆる領域に強くなろうシリーズ~
日時:2024年4月12日(金)19:20~21:00
場所:福岡市薬剤師会館講堂/Web配信(Zoom)

【特別講演】
 演題:「心不全の基礎知識」
 演者:富田薬品株式会社 医薬営業本部学術情報グループ
    グループ長 薬剤師 池川 登紀子 先生

心不全の薬物治療が大きく変わろうとしている。2020年にアンジオテンシン
受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)のサクビトリルバルサルタン、
2021 年可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬のベルイシグアトと
新薬が続々と発売されている。さらに糖尿病治療薬である SGLT2 阻害薬
2 剤が慢性心不全の効能追加を取得した。これら作用機序の異なる薬剤の
登場により治療の選択肢は大きく増えるが、一方で現場では、従来の標準
治療薬に加え、これらの新薬をどう使い分けたらよいか迷う場面もある
だろう。本研修会では心不全の基礎的概要、また治療薬の特徴、適切な
使用法、使用上の注意点などが解説された。また、2024 年度調剤報酬改定に
おいて、「調剤後薬剤管理指導料」で新たに対象患者に慢性心不全患者が
追加された。医療機関側が薬剤師にフォローアップしてほしい疾患のひとつ
として心不全に対するニーズが高くなっている。

*若手薬剤師向け講義内容
*疾患の基本的概要や薬物治療について
*ガイドラインなど
*調剤報酬改定に伴う慢性心不全患者への「調剤後薬剤管理指導」等について

 

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【2024年度の学術研修について】
我々薬剤師が実践するかかりつけ薬剤師は、患者さんすべてのケアや
薬物療法を理解することが求められています。
昨今は専門性の高い業務が注目されますが、多くの市民が頼りに
しているのはジェネラリストとしての薬剤師です。
そこで、当会の学術研修委員会では、幅広い領域をカバーする研修を
計画しています。

研修会名:「あらゆる領域に強くなろうシリーズ」

2023年11月学術研修アンケート調査(51疾病対象)で、研修希望が多かった
3領域は、年2回程度で予定します。
「心臓・血管系疾患」、「精神・脳神経系疾患」、「悪性腫瘍」

また、疾患ごとの開催月について、予定は以下の通りですが、開催月は
変更となる可能性があります。研修会案内にてお知らせいたします。

4月:腎疾患、5月:消化器疾患、6月:内分泌・代謝疾患、7月:免疫疾患、
8月:呼吸器疾患、9月:感染症、10月:骨・関節疾患、11月:泌尿・生殖器疾患、
12月:皮膚疾患、1月:感覚器疾患、2月:血液・造血器疾患

さらに、例年通り、育薬セミナー、ガイドラインシリーズ、漢方研修会も
開催してまいります。皆様には常に研鑽を積んでいただき、エビデンスに
基づいた情報を取捨選択し、薬剤師としての力を発揮していただきたいと
願っています。引き続き当会の研修会をご活用いただき、共に学び進んで
まいりましょう!

常務理事 古賀 友一郎

 

 

 

 

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